どーも世の中には「イクメン」という人種がいるみたいだ。
いわく、子供のために料理をしたり、一緒に遊んだり、妻の育児をサポートするする存在。
メディアとかでもちょいちょい注目され、そのたびに
「すごいー!」
「自分の彼氏にもなってほしいー!!」
との超絶肯定的な黄色い声援が上がる。
・・・・ちょっとまて、と。
本当にこの「イクメン」育児してる?
見栄えの良い料理を土日に作ったり、
公園で子供と駆け回ることは別に育児じゃないからね?
それは、お母さんが日々当たり前のことを当たり前にしてくれている土台の上に乗っかる上澄みだよ?その美味しいところだけ食べて
「どや?俺イクメンだろ?」
じゃないよ?わかってる?
そもそもさ
「育児をサポートしてます!」
「子育て手伝ってます!!」
ってその言葉が口から出るだけもうでだめでしょ。
だって、自分が育児しているお母様方は
「サポート」とか「手伝う」って言葉使わないよ?
その言葉を使うってことは、そもそも育児に対して当事者意識がないんだよね。
「あくまで俺は、妻をベースに、プラスアルファをやる存在である」
というのが無意識の中にあるんだよね。
それになんとなく、「イクメン」に対して黄色い声援を上げているのは未婚女性だけな気がする。実際のお母様方は鼻で笑っているんじゃないだろうか(しらないけど)。
そして、「イクメン」「イクメン」と表舞台でちやほやされる人たちがいる裏側には、注目されることもなく淡々と頑張るお父さんたち沢山いるからね?
育児があまりにも今まで触れてきていなかった世界の出来事だから、はじめは何からやればいいかの見当もつかない。けど、「俺もこの子の親の一人だ」と覚悟を決めて、正しいと思うことにちょっとずつでも取り組む。
そりゃさ、今までやってないんだから、うまくできないし、お母さんがやったほうが早くて、綺麗で、正確なことなんて沢山あって、出来ない自分を久々に真正面からぶつけられ日々へこむけど、特にどこに愚痴を言うわけでもなく、淡々とPDCAを回しちょっとずつでも改善していく。
お母さんの大変さなんて本当の意味では絶対にわからないけど、自分の想像力を最大に働かせて「大変さ」を理解しようと努めている。
そんな父親がさ。
そんな父親であれたらいいなと思う。
そんな感じで、おあとがよろしいようで。