何度言っても万引きを繰り返すおじいさん・・
詐欺まがいのビジネスを行う若人・・・
自分の非を認めず相手を一方的に責める女の人・・・・
あれ?
俺こんな人たちを助けるために弁護士になったんだっけ?
そう思ったあなた!
ベンチャーの企業内弁護士になってみるのはいかがでしょうか?
1 おごりに気付く
まずね、弁護士だからって別にそれだけで能力高いわけでもなんでもないからね。
「俺、他のことでもなんでもできるぜ!」
といって他の世界行ってもできないからね。
(もちろん行ってぐちゃぐちゃにされるのもいい人生ですが)
だったらせっかく身につけた能力をうまく使えばいい。
企業内弁護士を雇うようなベンチャーの社長・メンバーなんてまじで優秀だから。
自分が優秀とか凄いと思っていたのが勘違いだったとよく分かるよ。
関連記事:凄い人と優秀な人の違い
半端なく高い視座からの誰かの行動は、それを見るだけで本を100冊読む以上の価値があるから。僕なんて出来すぎる上長の物の見方、振る舞い方を真似しているだけで今でもなんとかやれているし。
2 出来ることの幅が広がる
弁護士で、かつ法務周りとして採用されたからといって、それだけやるわけじゃない。
ベンチャーはよくも悪くもぐちゃぐちゃだ。
もちろんいきなり「イラスト書いて!」とかまであるわけではないけど、「ちょっとこれやってみてくれない?」からはるか遠くに行くこともある。
僕もまさか自分がIPOみたいなものに関わることになるとは思ってもみなかったですよ。他にも採用イベントに出させてもらったり、おもしろい遊びやらせてもらったりと、
「ああ、俺こんなこともできるんだ」
「こういうのをおもしろいと感じるんだ」
というたくさんの発見をいただけました。
関連記事:自分のこと怠惰だなって思っている人は、意識高い人なのかもしれない
3 世の中の見え方が変わる
弁護士というのは、世の中をネガティブに見ることになりがちな職業です。
一方で、ベンチャーは「こういう世の中だったらいいな」からスタートしているため、世の中をポジティブに見ている人が多い。
世の中をポジティブに見ると、何がいいって、楽なんですよね。
夜中心配で「はっ!!!」と目がさめることもないし、今日もいい一日だったなと眠りにつける。
弁護士でもそういう風に出来ている人もいるのかもしれないけど、それは不感症かめちゃくちゃ強靭な精神の持ち主かのどっちかだと思う。
僕はそのどちらでもなかったので、日々世の中の色が褪せてきているのを感じてましたね。
と、色々いったけど
僕がたまたまめちゃくちゃいいベンチャーに入れただけというポジショントークの可能性は多分にあるw
関連記事:株式会社アカツキを退職しました
それと、こういう風に書いてるけど、(いやこういう風に書いているからこそかな)最初に書いたような方々に出会っても諦めずに、法曹界を支えてくださっている先生方をめちゃくちゃ尊敬しているんですけどね。
まー、「弁護士稼げねー!辞めてー!」とか、「あれ?弁護士ってなくなるんじゃね?」みたいに思って現状に文句ばっかり言っているくらいだったら、さくっとベンチャーに入ってみるのもありかもです。
弁護士って資格に過ぎなくて、別に生き方でもなんでもないので、うまく使って自分の納得感のある人生を選んでもらえたら望外の喜びですよ。
なんだかんだ先人のおかげで未だ有効な資格だしね!
おあとがよろしいようで。