「そろそろコーポレートサイトつくろっか?」
そんな風に始まるのはベンチャー企業のいいところ。
そうして出来上がったのが下記のサイトです。
今まで、自分たちのやっていること1つ1つは意味があるけど、
「僕らは結局何をやっているんだろう?」
ということについてうまく言語が出来ずにいました。
そんな中、色んな方の力を借りてこれを作り、その人達が自分たちの「何か」に手を入れたとき、どうしてもその「修正」や「改善」が納得できず、気持ち悪くて、柄にもなく苛ついたりしてしまい、「あーこれを僕らは大切にしているんだ」とどんどん輪郭がはっきりしていきました。(その節は本当にお世話になりました。)
まだこれからどんどん良くなっていくことが大前提としてありつつも、僕らのエーゼロ株式会社は、今はこういう会社です。
是非、ご興味ある方は。
why
僕たちは、「地域にはまだまだ可能性がある」と信じています。
「可能性」は、地域の資源はもちろんのこと地域で働く行政の方や企業の方、はたまた孫を可愛がるおばあちゃんおじいちゃんのような当たり前にそこにいる人々にも宿っています。
ただともすれば、それらのモノ・ヒトは、一緒くたに価値なきものとして「雑」にまとめられてしまいます。
1つ1つ、1人1人、違うし、個性があるし、役割があるのに。
そんな1つ1つ、1人1人に再び光を当て、可能性を見つけ、その可能性を実現して行きたい。
そんな風に思っています。
そこで、代表がいいことを言ってます。
ある地域に、とんでもない宝物が埋まっていると想像してみる。それは地域にあるものを組み合わせると発掘することができ、宝物としてのカタチが現れるという性質がある。何をどう組み合わせたら発掘できるか、ひたすら仮説検証を重ねてみる。多くの資金を費やしても見つからなければ、ダメージが大きくゲームオーバーになるかもしれない。
私は、そんな宝探しの冒険を18歳ぐらいからかれこれ25年ぐらい続けている。この10年間に、西粟倉村で2つのチームを立ち上げた。主に森から宝物を発見する「株式会社西粟倉・森の学校」。そして、森の学校のような”宝探しのチーム”をさらに生み出していくために2015年に立ち上げた「エーゼロ株式会社」。掘れば掘るほど地域の宝物は相互に関係し合い、新しい宝物が発掘される。
地域で宝探しの冒険を続けるということは、人間や生き物たちの可能性を探し出すチャレンジを積み重ねることであり、それは新しい価値創造のプロセスを発見し構築することにつながる。
一つの価値を創造するとき、付帯して価値のないものが発生する。しかし、それは他の価値創造のプロセスにおいては資源となる。森の学校で発生する木屑が、うなぎの養殖槽を加温する燃料となるように。同時多発的なエーゼロの事業も、一見ばらばらのようで、根底ではつながり合い、循環している。
可能性を探し出すことで、新たな価値創造のプロセスが生まれて、それらが連鎖し、本来の価値が見い出され、引き出されていく。この積み重ねが地域の経済循環を生み出していくことになる。
地域は限られた空間なのに、多様な人間と生き物たちの相互関係の総体として捉えると、無限の広がりがある。だから地域での宝探しは、果てしない冒険となる。私たちは仲間を増やしながら、この果てしない冒険を続けていきたい。
代表である牧大介氏とは、結構たまたま出会ったんですが、考えてることの深さと実行の本質さをただただ尊敬しています。
なんか自分のところの代表褒めすぎるのもあれですが・・・
Facebookもおもしろいので追ってみてください。
「西粟倉・森の学校」「エーゼロ」代表”牧大介”の発言をまとめてみた。
what
そんな僕らは、「地域経済を醸す」ことをミッションとしています。
「地域経済を醸す」ということがどういうことは実行していくことでだんだん明確になっていくとは思いますが、今は「エーゼロ」という名にちなんだ活動だと定義しています。
エーゼロ(A0層)というのは、森林生態学の用語で、森の土の表面にある腐葉土層のことをいいます。
右がエーゼロ層(とその仲間たちがいるところ)
www.youtube.com
A0層が豊かであれば、右のように落ち葉がしっかり分解され、醗酵され、土壌がしっかりと生き、その結果、新しい芽が生まれたり、川が守られたりする。
A0層があるからこそ、森の物質循環が維持されることと同じように、僕たちは日本の地域において、人や自然の本来の価値を引き出し、地域経済の循環を下支えしていきたいと思っています。
how
では、具体的にそれをどうやった実現していくのか?
そこで、僕らエーゼロは4つの事業部でそれを実現していきます。
ローカルインキュベーション事業部
ローカルインキュベーション事業部 — 地域経済を醸す – エーゼロ株式会社
ローカルインキュベーション事業部は、地域の中で1人1人の、その人らしい本来の価値を見つけ、引き出すことを目指して事業を行っています。
例えば、あるの人にとってはその辺にある草は「雑草」ですが、草木に詳しい人から見たらそれは、「ハコベ」や「トウダイグサ」と1つひとつに名前と役割があります。これは、地域における人も同じだと考えています。1人ひとりにきちんと名前があり、できることがあり、やりたいことがある。それらの「その人らしさ」を可視化する。そして「その人らしさ」を大切に暖め、発揮(孵化)できるようにしていきたい、そういう思いで事業を行っています。
具体的には、ローカルベンチャー支援や創発コンサルなどを行っています。
僕はメインとしてここをやってます。
ローカルベンチャー支援の目指しているところはこちら
ベンチャー起業家が想いのまま突っ走ったら地域が良くなる仕組みを創りたい
地域共創プロモーション事業部
地域共創プロモーション事業部 — 地域経済を醸す – エーゼロ株式会社
急速に人口が減少していく日本社会のなかで、どのように地域の未来を明るく、そして幸せに拡げていくことができるのでしょうか。地域共創プロモーション事業部は、持続可能な地域づくりを目指して、地域とともに共創し魅力を発信するために、2つの事業を展開しています。
一つ目は、地域を大切に想う人を増やしていくために、関係人口の創出と拡大を目指しふるさと納税を活用をサポートする事業。二つ目は、インキュベーション型地域商社の設立と運用を行っています。
自然資本事業部
森林、山、土壌、海、川、大気、そして人も含めた多様な生きものたち。私たちは、これらの自然からワクワクするような多様な価値を生み出していきます。地域の自然と、自然に関わるさまざまな人達をつなげ、生態系の大事な要素である「有機物、水、栄養分」に加えて地域経済を循環させる事で、持続可能で豊かな未来をつくりたいと考えています。
西粟倉村は、「百年の森林(もり)構想」を掲げた林業の村です。自然資本事業部は、木材加工場で出る端材をうなぎの養殖場のボイラーで活用したり、うなぎの養殖場で生まれる栄養たっぷりの泥で果物や花を育てたりすることで、林業、水産業、農業をつなげて地域経済を豊かにする試みに取り組んでいます。日本の身近な自然を見直し、現在の技術とビジネスの手法を用いる事で未来の里山モデルを創っていきます。
つながる風景つくる事業部
つながる風景つくる事業部 — 地域経済を醸す – エーゼロ株式会社
つながる風景つくる事業部は、だれもが安心して快適に暮らせる「住まい」を作ることで、暮らしと地域、そして未来とつながる、住まいと人がにぎわう新しい「風景」を創造します。
林業が基盤産業である岡山県西粟倉村が2008年に掲げた「百年の森林(もり)構想」。これまで西粟倉村はこの構想を具現化する林業の6次産業化を進め、地域に新しい事業を興し、移住者を増やしてきました。つながる風景つくる事業部は、この移住者たちの暮らしを支えるための「住まい」をつくる建築事業と「住まいの集まる場」をつくる不動産事業を展開します。
西粟倉村からスタートした取り組みは、「地域再生のロールモデル」として滋賀県高島市をはじめとした他の地域でも展開をはじめています。
もちろん、これらの事業が「地域経済を醸す」ことの全てではないですが、まずはこれらからしっかりと形にして実現してきます。
その実現の過程で、もっともっといろんなhowが生まれたらうれしいですね。
ちなみに僕の好きな言葉の一つに「howは無限!」というのがあります。いいですよねこれ。
おわりに
僕が取締役になったばかりの頃は、このくらいしか決まってなかったんですが、それがどんどん具体的になってきて正直今めっちゃ楽しいです!
そんな僕らの冒険は始まったばかりです。
一緒にやりたい方お気軽にご連絡くださいね!
おあとがよろしいようで。
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