「いい人が採用できない」という地域の企業はどうすればいいのだろうか?

地域内をうろうろしていると、やたら聞くのがこれ

「いい人が採用できなくて」

うんうん。これは、地域かどうかとか言う話ではなく、日本全体、ひいては世界のビジネス界隈における悩みだからそりゃそんな風に思うよね。うんうん。

と話を聞いていたら、

「なんで採れないんですかねー?Webにも募集出してるのに」

むむむっ。(このあたりから怪しいと思い始めている)

それで人が採れるなんてどれだけ魅力ある会社&Webサイトなんだろうか・・?

 

 

・・・そうでもない。
いや、誤解しないでほしいのは、実際お話しているような会社は非常におもしろい会社で、代表や役員レイヤーの方々もすごく魅力的なんですが、少なくてもこれらはWebサイトからは伝わってこない、ということ。

なんかこのあたりに、根本的な考え違いがあるような気がしているので、ちょっとまとめてみたいと筆を執りました。

 

 

1.「採用」の全体的な話

そもそも「採用」というのはなんなのか?と。

今回あんまり本題ではないので、ざくっと定義しとくと、
雇用契約等を締結することで、個人が企業に対して役務提供をすること
くらいで。

んで、今の日本はまあびっくりするくらい労働者優位。
正確に言うと、「できる労働者」優位ですね。

ちょっと前までは、人材の流動性が低かったのでそこまでではなかったんですが、今は

ベンチャー→ベンチャー

だけでなく、

大企業→ベンチャー

さらには、

ベンチャー→大企業

またまた

行政/NPO⇔ベンチャー/大企業

みたいな多様な流動の形が生まれてきていて、短期で仕事を変えるのも結構自然。(僕自身も2年以上働いたところはない)

個人的にはこれらの流れは、スタートアップやベンチャーと言われる企業群が挑戦と失敗とExitを用意したからではないかなーと思っています。

と、いうことで、現在の「採用」は、

待ちの時代→狩りの時代

への移行が完全になされたと行ってもいいと思います。

つまり、待っていても「採用」はうまくいきません。(断言)

 

※というかさらにですが、「農耕の時代」に入っているのではないかとさえ思っています。
このあたり、HR領域の詳しい人達が居たら是非とも追加コメをば。

 

2.地域企業特有の問題

さて、そんな中でさらに地域企業の「採用」はどうなんでしょうか?

端的に、もっと厳しい。

と言わざるを得ません。

というのも、東京における人材の流動性は、現在の居住地やコミュニティ等を維持することを前提として成り立っているので、それらを根本から変えてしまう地域企業への転職はめちゃくちゃハードルが高い。

ま、当たり前といえば当たり前なんですよ。
さらにいうと、年収600〜1000万レンジの人たちに対して、
「480万くらいでうちに来ませんか!?」
というのはなんかもうここまでくるとわけがわからない。

地域における480万円の年収は非常にいいと思いますが、わざわざ今の年収をすごく減らして、かつ、居心地のいいコミュニティ等まで捨てて地方に来て?というのは、本人の中になにかかなり特別な動機がない限り難しいと思います。

グダグダいいましたが、2つ

①いい人材はみんなほしいので、世界中がライバル

②「強烈な動機」がつくれるか?

この2つを地域の企業は認識しておく必要があると思います。

 

3.では、どうすればいいのか?

「地域企業にとって悲観的な話ばっかりしてお前は何がしたいんだ!」

というようなお叱りもありそうですが、僕個人としては、だからこそ今地域企業が「採用」に本格的に取り組めば圧倒的なポジションがとれると思っています。

そして口だけもなんなので、以下の3つを一緒にやるのはどうだろうか?というご提案です。

 

 

(1)狩人社長

社長が人材を直接口説きに行きます。
これのポイントは、「地域に興味のある人材」を口説かないこと。ここのマーケットはもうしんどい。
そもそも「地域に興味のある人材」が少ないことに加えて、今地域の企業が求めているような「優秀な人材」はもうほんと稀。レア中のレア。SSR。

なので、ちゃんと事業の魅力と裁量の大きさと社長のVisionで口説きます。

地域企業の社長は魅力的な人もやっぱり多くて、直接会って、「ああ、この人にだったら抱かれてもいい」レベルの口説きをかますことが、結果一番「採用」に資すると思います。

「今の給料?」

「居心地のいいコミュニティ?」

「都会のおしゃれな生活?」

 

そんなの全部関係ない!!

 

そんなところまで持っていくのが、地域企業の社長の役割なのではないでしょうか。

そういう場所を作ることはできるので、ご興味ある方はご連絡ください!

 

(2)Webページのリデザイン

ちょっと遠回りなような気がするかもですが、後々効いてくるのがこのWebページの改変。

レイアウトとかはともかく、もっと採用に尖ったWebページでいいと思っています。
その会社は何を目指していて、そこの自分の夢がどのように重ねられて、どんなことをやっていくのかが見える形にしてあげるのが絶対効きます。

待ちの「採用」はやるなよとは言ったのですが、Webは補助教材としてはめちゃくちゃ役に立つので、潜在顧客をここでしっかりと集めておく。

ポイントは、ヒアリングとそれの文章化です。
簡単に言うと、ちゃんとポエムが書けるのか?ということですね。

社長にヒアリングして、それを文章として落とし込んでいく。
ここでハイパーポエマーであるやまだの力を使いたくなったらお気軽にどうぞ。

現在いろんな自治体でWebページの改変に、半額程度負担してくれる制度があるのでそちらをうまくつかってもいいですね。

 

(3)採用しない

最後ちょっと変わった提案なんですが、「採用」を諦めるというのはいかがでしょうか?

「そもそもなんで採用したかったか?」に立ち返って考えると、往々にして「採用」自体は目的ではない事に気づきます。

「新しい事業をやりたいけど人が居なくて・・・」

「ここを任せられたら、社長が次のことできるのに・・・」

そんな風に、「採用」はあくまで手段で、やりたかったことを出来ない理由に「人」を置いているだけです。

 

てことはですね、別に「採用」じゃなくていいと思うんですよね。

やりたいことを明確化したあとは、それを適切に人に伝えて、仲間を作っていけばいい。
それこそ、大手企業とのアライアンスなのかもしれないし、二拠点生活、自治体とのコラボ、ギルドの組成なんでもいいんですよね、仲間を集める方法は。

なまじ「一緒の会社じゃなきゃ!」と考えるから打ち手がすくなくなっちゃうだけで、Whyがちゃんとあれば、Howは無限です。

是非ともそのあたりに興味ある企業等ありましたら、お気軽にご連絡をば。

 

4.まとめ

地域企業の「採用」問題が解決できたら、めちゃくちゃインパクトあると思っています。

というのも、この期間改めて地域を回ったところ、とんでもない可能性を秘めた企業にたくさん出会えたんですよね。
売上数百億あったり、日本の全ての自動車メーカーに特許を提供してたり、美しい伝統工芸だったりと。

こういうところが、「採用」という点だけで苦労しているのはやっぱりもったいない。
一方で、「人」が全てのこの世の中でそこをかるんじているのもやはりもったいない。

ここを解決することで、いい社会になるなーっと思っているので、そのあたりもconote inc.でやっていきたいと思っています。

てなとこで、おあとがよろしいようで。

ABOUTこの記事をかいた人

conote inc. CEO / 弁護士1年→アカツキIPO1.5年→西粟倉村1.5年で辞める / 「人生でもっと遊ぼう」と決意→日に日に楽しくなる→「あ、これもありなんだ!」みたいな発見を日々発信 / 元高専 / "小難しく考えて、シンプルに生きる" / HUNTER×HUNTERふりーく。