日本政策金融公庫で1000万円を借りたお話

どうもこんにちは、conote inc.のやまだです。

僕たちは色々あって、事業ドメインも決めず起業したのですが、最近今まで見えてなかった世界が見えてきて、「いやーほんと起業してよかったなー」と思っているところです。

とはいえ、預金通帳の減りは中々精神的に来るものがあり、「お金」というものを意識しすぎるあまり、長期的な視点がどんどん減っていっているのを感じていました。

 

「それは結局いくらになるんだっけ?」

「儲かるかなーそれ?」

 

みたい会話が増えてて、なんか気持ち悪いぞ、、と。

そこで、ふと、「あれ?僕らはお金を稼ぐために起業したんだっけ?」と。

もちろん、お金を稼ぐこと自体も楽しいことですが、それだけだと起業以外の方法も沢山あって、そっちをとっていけばいい。僕らは僕らの大切な価値観にならって意思決定をしていきたいからこそ起業の道を選んだんだからそこはぶれちゃいけないなーと。

もっと「おもしろいかどうか」「誰かをハッピーにできるかどうか」という軸で物事を決めていきたい。

そんな風に考えて、ちゃんとお金を借りて、直近の運転資金の不安を軽減させることとしました。

 

そこから周りの経営者の方々にお金の借り方を聞いて周り、自分なりの踏めるリスクと踏めないリスクを考えた結果、日本政策金融公庫さんから1000万円借りました。

考える過程であまり情報拾えなかったので、これから借り入れをする人の参考になればと以下にまとめます。

借りるときに使ったフォーマット等も配布しますので、よければお使いください。

 

 

1.借金のリスクとその解消法

お金を借りるとなると、想像されがちなのはお金が返せなくなって首をくくるという壮絶なもの。
僕は前々からこれが結構違和感あって、「え、なんでお金が返せなくて死ななきゃならんの?」と思っていました。なのでこの機会にちゃんとここを整理しておきたいと思います。

ポイントは2つです。

「誰が」借りるのか?

まず、「お金」を誰が借りるのか?ということをごっちゃにしている人がわりといます。
プライベートカンパニーの代表なんてやってると、自分≒会社みたいになってくるので、その気持もわかるんですが、法律上は「会社」と「代表者」は別物なのでここをしっかり区別するのがおすすめです。

つまり、お金をかりるときは

「会社」で借りる
or
「個人」で借りる

 

かの2つがあります。

「会社」で借りた場合は、代表者は何も関係ないので、「会社」がお金を返せなくなったとしても原則として何ら関係ありません。

一方で「個人」で借りた場合は、当然のことながら個人でお金を返す必要があります。
フリーランスで、法人を作ってない人はここを区別できず、「個人」で借りるしかないところが最大のデメリットですね。

 

「どこまで」責任があるのか?

次に、「どこまで」の責任があるのかですが、「会社」で借りた場合は、原則返せなくても「会社」が潰れるだけです。迷惑かけたとかそういった精神的なことはありますが、「個人」が責任をおって首をくくるみたいなことはありません。ご安心を。

ただ、例外として「連帯保証」というものがあります。
これは、簡単に言うと「会社」が借金を返せなくなったら、「個人」が返しますよ、という約束です。
これによって、実質「個人」も同時に借りた責任を果たす立場に置かれることとなります。

ここですね、よく首をくくってたりするのは。

会社が借金を返せない→個人も連帯保証になってる→個人も返せない→首をくくる

みたいなことです。

なので、連帯保証の有無はちゃんと考えて設定したほうがいいです。
とはいえ、これも自己破産等の制度があって救済の道があるのでそこのリスクも判断しつつ、連帯保証を扱ってみてください。(今回のテーマからはずれるので、割愛します)

 

まとめると

借りる主体を「会社」にし、個人の「連帯保証」を付けなければ、借り入れの最大のリスクは会社を潰すことだけに限定できる。

ということですね。

会社を潰すリスクは、同じようなお金の借り方ができなくなるとか、信用調査的にマイナスがあるとかはありますが、普通に生活する分には特段影響ないと思います。

だからといってお金を返さなくていい、ということではないんですが、適切な情報を持ってないことから過度に怖がって新しい挑戦が出来ないというのも違うと思うので、ここは正確に把握しておきたいところです。

以上から、僕らも「会社」で連帯保証なく、お金を借りました。

 

 

2.実際の手続き

「でも、借りるのって難しいんでしょ?」

となりがちなのですが、正直めちゃくちゃ簡単です。こんな簡単でいいの?っていうくらい簡単です。

今回僕らは、日本政策金融公庫さんからお金を借りました。
その中の、「新規開業資金」を利用しました。

こちらの制度だと、保証人、担保なく最大7,200万円(うち運転資金4,800万円)まで借りることが出来ます。

具体的な手続き

創業の前後で一度来店し、一度相談します。
簡単なヒアリングの後、創業計画書をつくって創業後正式に話をしましょうということになります。

資本金の額によって、借入れの上限額が変わるのでそこだけ注意が必要ですが、それ以外は創業後でも間に合います。

あと、どこまで正確に「創業計画書」を作るのかが気になっていたのですが、正直かなりふわふわでも大丈夫です。
ポイントは、ちゃんと返せるのか否か?だけなので、それが説明できる形になっていればよいです。

 

conoteの創業計画書

とはいえ、イメージわかないとつくってみようかなーという気にもならないと思うので、実際に僕らが使ったやつを下記にアップしておきます。

※流石にクライアント等は伏せてます。

ほら、簡単でしょ?
だって決まってなかったもんw

こちらを持っていき、その場で手書きで少し書き加えて、1年間くらいの月次の予定を話して確定しました。あとは、実際にすでに契約がある所があればその契約書を持っていきましたね。

「こ、こんなんでいいのかな・・・(ドキドキ)」という感じでしたが、結果1000万円借りれたのでよかったです。

 

3.借りるべきか借りないべきか

どんな判断軸がいいのかなーと考えていたのですが、一番シンプルに

1000万円借りて、1020万円以上にできるか否か?

でいいんじゃないかなと思っています。(年利2%の場合)

「できる!」と思ったら借りればいいし、「できない!」と思ったらやめればいい。
「できる!」と思って出来なかったときの最大のリスクは、会社が潰れることだからそれを許容できるなら借りるというシンプルな意思決定で。

 

ていうか、ぶっちゃけ「1000万を1020万円へ」は楽勝だと思いません?

いやいや、できるでしょこれ?そう思って怖かったけど借りてみました。
うちは人件費が毎月かかるからそれ以上稼がなければならないという制約がありますが、特に従業員を抱えないモデルの場合もっと気楽に達成できるんじゃないかな?

そんな風に意思決定の軸を置いてみました。
なんか違ったら教えてください・・・。

 

とはいえ、このあたり1人で考えるの不安だと思うので、ご相談等はいつでもどうぞ!

 

てなかんじで、おあとがよろしいようで。

ABOUTこの記事をかいた人

conote inc. CEO / 弁護士1年→アカツキIPO1.5年→西粟倉村1.5年で辞める / 「人生でもっと遊ぼう」と決意→日に日に楽しくなる→「あ、これもありなんだ!」みたいな発見を日々発信 / 元高専 / "小難しく考えて、シンプルに生きる" / HUNTER×HUNTERふりーく。