どーも最近自分が何に憤りを感じるのか、何に対して心が動かされるのかちょっとずつ分かってきたので、ここに言語化しておきたいと思っております。
先に結論だけ言っておくと、
本質的価値と社会的価値にギャップがあるとき
にものすごーく感情が上下します。
僕的結構な発見だったので、勝手に熱入れて説明しますね!
整理のために、横軸「本質的価値」、縦軸「社会的価値」で4象限にしたものがこちら
Contents
1 二つのギャップ
ギャップには2つのパターンがあります。
1-1 本質的価値 > 社会的価値
まず、本質的価値は高いけど、社会的価値が低いもの。
つまり、今はまだ世の中に認められていないものがここにあたります。
めちゃくちゃ真摯に物事に取り組んでいるけど、上司がそれをちゃんとみえてなくてくすぶっている人とか、閉じこもって誰にも見せることなくひたすら磨き続けた技術を持つ職人さんやオタクの方とかここに入ります。
もちろん人だけではなくて、歴史的に意義深いけど誰もそれに気づいていない遺物とか、最先端過ぎて誰にも理解されていな技術とか、業界に認められていない異才とかとか。
イメージ、生きてたときのゴッホですね。典型例は。
1-2 本質的価値 < 社会的価値
次に、本質的価値は低いけど、社会的価値があるものとして認められているもの。
つまり、過大評価なものがここにあたります。
これはわかりやすいかな。
有名大学卒業とか、司法試験に合格してるとか、ベンチャーでIPOしたとか、世界初の自治体ICO立ち上げたとか、フォロワー数が多いとか、そういったわかりやすいハロー効果みたいなものを利用して、社会的な価値を手に入れているような人がここに入ります。
さらにそれを利用してマウント取ってくるような人はもうほんとに苦手・・・。
もちろん人以外もあります。見栄えのいいことばかり言ってる会社だったり、魅せ方のうまいだけの自治体だったり。
まーただ典型例は僕ですね。
ゴッホと並ぶのどうなのっていうのはともかく、別に卑屈になっているわけではないです。はい。
なんとなく、ここの左上象限ネガティブに見えるかもしれないですが、必ずしもそういうわけではないんですよね。このあたりは後ほど。
2 ギャップの解消
これらのギャップを解消したい!!
すごく!!
このあたりにぼくの原体験みたいなものがあるのかもしれないと思いますね。
ここはまた気が向いたら書きます。
では、それらのギャップをどのように解消すればいいのでしょうか?
2-1 「世に認められてない」を解消
こちらはわりと正攻法。
世の中に認められるような活動をしていけばいい。
その方法論は、色々あって良くて、たとえば「お金」がネックになっているならクラウドファンディングやICOなどを利用していけばいい。自治体だとふるさと納税とかも使えますね。
他にも、「情報発信」が苦手なのであれば、ブランディング/マーケティングなどに力入れて、SNSなども利用しながらそれらをやっていけばいい。
地域の企業は、このあたりがびっくりするくらい弱かったりするので、本質的価値ありまくるのに社会的に認められていない企業がゴロゴロしている。
これらの企業に対しては、それこそちゃんと自身の目指している世界と、創っているProductsをちゃーんとWebページに載せて発信するだけで世界を変えられると僕は信じてますね。
なので、conote inc.としてもこのあたりは気合い入れてやっていく所存であります。
また、「教育」という観点もおもしろい。
僕が、スクール系の事業や、高校生を対象にした講演などに興味があるのは、この観点が大きいなーと思っています。
なにか新しいことを始めようという勇気や決断は、それだけでもすごく価値深いことで、それが適切な情報を得ていないだけでうまくいかなかったり、途中で邪魔されたりするのがめちゃくちゃストレスなんですよね。
僕の好きな漫画に、「アオアシ」という傑作サッカー漫画があるんですが、その11巻に、こんなシーンがあります。
アオアシ(11)p65-68
ぜひ、ここに至る過程を読んでもらって!、体感してもらって!!語りたい!!!!んですが、簡単に説明すると、富樫という少し素行の悪いプレイヤーは、自身の信じるサッカースタイルがあって、そのスタイルを極めるために一生懸命プレーしているんですが、その時々で指導者たちに雑に扱われます。
それを、伊達コーチは、富樫という選手の本質を、その本質ゆえの誤解をも含めてちゃんと見て、向き合っている。
もーーーーめちゃくちゃかっこいい!!!!!
格好いいんすよw
本質的な価値を、社会的な価値に変えていくというのはこういうことなんだろうなーっという非常に学びの多いシーンでした。
2-2 「過大評価」を解消
この左上象限は結構ネガティブに見られることも多いんですが、僕はそんなコトないと思っています。
このタイプは、実力以上のチャンスがめちゃくちゃ得られます。
だから、その与えられた自分の実力以上のチャンスに一生懸命取り組んでいけば、自動的に右上象限に上がっていけると思います。
ここにいる人は2つのタイプに完全に分かれて、
①自己の社会的評価を自分の実力だと勘違いして、ひたすらマウントして、うまくいかなかった時周りのせいにして、顧みることをしないタイプ
と
②「おお、僕なんかには過大評価だこれ・・・」と思っているタイプ
ですね。前者は結果としてあまり楽しい人生送れなさそうなんで、後者のほうがいいかなーと僕は思いますね。
これらの話は、ふろむださんの著書に詳しいのでご興味ある方は。
ここももちろん人以外にもあるんですが、その場合はしっかりとした見る目のある存在(キュレーターとか)に適切な価値を付け直してもらったほうが結果として、永く残るんじゃないかなーと思っています。
まだまだこのあたりは勉強不足ですね、はい。
3 無価値の打ち手
ここまで読んで、
「わたし、このどちらでもない。。。」
と思った方がいらっしゃるかもしれません。
そんなあなたは、無価値です。
いや、うそですよ?
そんなわけないじゃないですか。
おそらく、何らかの分野で右下なんだと思います。
だけど、自分の思考的には左下。
この思考と現実のギャップを認識することはめっちゃ大事だなーと思います。
そしてまさにそのギャップを埋める方法は、自分には価値があると思うことで、このあたりはスピリチュアルに捉えられたらあれですが、どっちかという哲学に近く、自分の存在自体の価値を認めることが第一歩かなーと。
そっちのが人生楽しいよ、というあれですね。
嫌われる勇気とかいい本なのでぜひ。
そうして、右下だと思えたら、あとは、上記2-1をやっていって、右上に上がっていくだけです。
そしてこれは若干の裏技なんですが、右下だと思えなくても2-1をやっていけば、左上には行けるわけで、そのあと右上に行ってもいいですね。このあたりが、錯覚資産の面白いところだったりします。
4 おわりに
このまとめを自分でやりながら一番思ったのは、
あー僕は人に関わって生きていくんだなー
ということです。
結局人の話ばっかりですもんねw
とはいえ、自分がなんでこんなにマウント取ってくる人が嫌いなのか、一生懸命やっているのに認められない人が歯がゆくてたまらないのか、そしてそれらが解消されたときにすっごく満たされるのかがよくわかりました。
あなたは、今どこにいますか?
ぜひ、これを肴に語りましょう。
おあとがよろしいようで。